皮脂腺に含まれる5αリラクターゼ

当サロンでも、20代30代男性の方のお悩みが一番多いように感じています。

当サロンに通って下さっている20代30代男性のお客様の薄毛の状態は比較的見た目に分からない方が多く、ご自分で前に比べると薄くなったと感じていたり、実際に抜け毛が多かったり、専用カメラで頭皮をみると一つの毛穴からの髪の毛本数が少なかったり、毛の太さにばらつきがあったり、毛が細くなってきていたりします。

まだ周りの人に気が付かれていない状態のうちに治そう!と決めて当サロンにきてくださっています。

20代30代男性の薄毛の状態はまだ周りに分からないが自分では分かっている状態の方が多いです。では、なぜ20代30代男性の方にこのような状態で悩まされてしまうのでしょうか。

それは、ほとんどの男性が男性ホルモンの影響を受けて抜け毛が始まるからです。男性ホルモンは血管を通って頭皮にまで到達すると毛穴一つ一つにある皮脂腺から分泌されている酵素の一種で5αリラクターゼと結合することで悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストロン)に変化します。

男性ホルモンが活発に分泌されるのが20代30代からが多いと言うことと、ちょうど年齢的に脂肪分の多い食事を好んだり、ジャンクフードで簡単に食事を済ませたり、お酒を多く飲んだり、無理がきく年齢なので睡眠が少なかったり。こう言うことが重なると薄毛スイッチが入りやすくなります。

20代30代男性が薄毛になりやすくなる原因は何となく分かっていただけたでしょうか。すぐにご自分で改善できることは今日から始めてみてくださいね。

○生活習慣の見直し

・睡眠は7〜8時間とる

・ぬるめのお風呂に15分以上浸かる

・シャンプーは植物性の良質なものを

・すすぎは洗いの2倍する

・ドライヤーで頭皮をしっかり乾かす

・ストレッチをする

○食事の改善

・季節の野菜を摂る

・納豆は1日1パック

・黒酢は毎日大さじ一杯

・乳酸菌を摂る

・甘いものは70%以上のチョコレート

お薬だけで効果を感じていらっしゃる方も体質改善や頭皮環境の改善をしなければ、お薬はやめられません。やめたらすぐに元の薄毛の状態に戻ってしまいます。

先ずはお薬に頼らずご自分で出来ることから始められるのが理想です。

20代、30代男性の薄毛の原因

1番多い原因は上記のお話しの繰り返しになりますが、男性ホルモンが深く関係しています。男性ホルモンが多く分泌されることで毛穴(毛包)にある皮脂腺から分泌される酵素の一種で5αリラクターゼと男性ホルモンが結合することで悪玉男性ホルモンのジヒドロテストロンに変化して、髪を育てる毛乳頭、毛母細胞を攻撃することで抜け毛が起こり毛周期が乱れ薄毛になってしまいます。

毛周期は通常4〜6年で生えて抜けていくのですが、毛周期が乱れると3年、1年、数ヶ月……と、どんどん頭皮に定着する時間が短くなり、次に生えてくる髪の毛も細く弱々しい髪になっていきます。

次に考えられるのは、普段のヘアケアです。シャンプー、トリートメントは毎日使用するものなので合成海面活性剤成分が主体のものなどは頭皮にとても負担が大きいです。また、ヘアカラーやパーマ、髪をセットするためのスプレーや整髪料なども原因の1つです。

そして、基本的なことですが、毎日食事も重要です。バランスの取れた食事、小まめに水分を取るなど、また、質の良い睡眠や、ストレッチなどで関節を柔らかく血流の流れを改善する軽い体操やお風呂では代謝を上げたり毛穴を開いて頭皮の詰まりを改善するなど、出来ていないことを改善する努力が必要です。

毛穴の数は生まれた時決まっています。

心配されるのは薄毛になって無くなっていく毛穴の存在だと思います。薄毛が進行して行くとどんどん頭皮は硬くなり毛穴が閉じて目に見えなくなっていきます。いわゆるツルツルの状態ですが、そこまで進行してしまっても頭皮の奥で密かに毛母細胞は改善のその日を待っています。

毛穴の数は生まれた時に決まっており、頭皮を改善する施術やご自身の努力で少しずつ改善していきます。しかし、閉じてしまった毛穴を元に戻すには少しの時間がかかることは想像が出来ると思います。そこまで進行してしまう前に進行させない努力や改善する努力をしたいですね。

◾️ご自身で出来る努力
・食事の見直し
・質の良い睡眠
・血流促進のための運動
・ぬるめのお風呂にゆっくり入る

・普段のヘアケアの見直し

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